診察時に感染ルートの情報は必要?
感染ルートの必要性
性病の診察を受けるときに感染ルートの情報は必要なのか、実際に病院に行く前になると気になりますよね。
これは特に必要ありません。
病院で行うのは性病に感染しているかどうかの診断と、感染しているとわかったらその病気の治療となります。
その性病に感染したルートの解明などはしないのが一般的です。
ですから性病の感染ルートがよくわからない方も気軽に病院を受診してください。
どこで感染したのかわからなくても診察には特に影響ありません。
診察に必要ない限りは感染した経緯などを詳しく聞くこともありません。
性病に感染したかもと思うことがあれば気軽に病院を利用してください。
性病の診察はどうやるの?
性病の診察はどのように行われるのかというと、まず問診が行われます。
何か自覚症状があるならそれを医師に伝えてください。
その症状の内容や、これまでの経過などが重要となります。
もし自覚症状がない場合は性病の診察を受けたい理由を聞かれることもあります。
単純に性病への感染が不安だからというものでもOKですし、性病に感染する機会が多いために定期検診を受けたいといったものでもOKです。
もし何か具体的な理由があればそれも伝えてください。
たとえばパートナーが性病に感染していた場合、自分も同じ病気に感染している可能性があります。
パートナーが感染していた病気の種類は診察時の重要な情報となりますから、もしそのようなことがあれば伝えておくといいでしょう。
このような問診のほかに性病検査が行われることも多いです。
疑われる病気の種類にもよるのですが、たとえばクラミジア、淋病、梅毒など比較的よくある性病はいずれも性病検査が行われることが多いです。
どんな検査になるかは性別や感染部位などによっても変わりますが、尿検査、膣内分泌液の検査、血液検査、うがい液の検査などが行われます。
この検査の結果も含めて性病の診断が行われます。
感染ルートの情報がなくても対応可能ですから、気軽に受診してください。
診察時に感染ルートはわかる?
自分がどこで性病に感染したのか、むしろそれを病院で相談したい方もおられるでしょう。
これは可能かというと、相談自体は可能ですが、実際にはわからない場合も少なくありません。
性病には潜伏期間があり、感染直後にすぐ症状が出るわけではないのです。
さらに不特定多数の方との性的接触があった場合、どこで感染したのかの特定はかなり難しく、医師に相談しても感染ルートはわからない場合が多いのです。
診察の結果、判明した病気の潜伏期間は医師から説明できますから、そこから逆算してどのあたりで感染があったのかを自分で推測する形となります。